奥の松酒造「特別純米」福島県二本松市
菊人形で有名は二本松市は、福島県の中通り(中央部分)に位置する人口5-6万人の都市で「智恵子抄」の安達太良山と阿武隈川で有名です。市内には世界的に有名は奥の松酒造と大七酒造があります。今回は奥の松酒造の「特別純米」をいただきました。
目次
奥の松酒造との思い出
2006年秋のことです。福島市の市街地からかなり離れたところに出張に行ったことがあります。その会社で食事はできたのですが、夜は近くに何もありません。仕方なく唯一存在するコンビニに足を運びました。
”つまみ”はあります、ビールもあります。最近のコンビニは、セレクトされたワインや日本酒の品揃えが良いですが、当時は大衆酒以外には美味しい純米酒などの品揃えはほとんどありませんでした。
しかしながら、私の予想を大きく裏切って、奥の松の純米酒が数種類並んでいました!田舎のコンビニに並んでいる姿は神々しく感じるくらいでした。
その日の夜は、一人酒ですが、テレビを見ながら、美味しい純米酒をいただきました。
今でも、奥の松を見ると、その日の夜のことを思い出します。
キャップへのこだわり
奥の松酒造のキャップは固いです。
奥の松酒造のホームページをみるとここにこだわりがあることが書いてあります。「よい状態でお客様にお届けするために、風味を閉じ込めるパストライザーを採用しました。それに伴い、その内圧に耐えられる「デラックス王冠」をキャップメーカーと半年以上も実験を繰り返し共同開発」とあります。
つまり、風味を逃がさないようにキャップを固くしたということです。
開け閉めには、小さなハンカチのような滑り止めがあると楽でした。
パストライザー:瓶火入れを自動化した機械で、 常温から徐々に温度を上げ、65度に達するまでシャワーを浴びせ熱殺菌し、徐々に温度を下げ最終的には30度まで下げてラベリングをします。
海外での評価も良好
創業は1719年で、創業300年以上になります。長く続いているものは、どんなものでも品質が優れています。奥の松酒造の純米酒の質も一流です。
毎年ロンドンにてインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)という世界最大規模のワイン品評会があります。2007年にはSAKE部門が創設され、日本酒の世界進出の足掛かりとなってきました。
奥の松酒造の日本酒「ただらた吟醸」が、IWC2018にて、世界一の称号である「チャンピオン・サケ」に輝きました。
瓶のラベルにも英語圏のお客さんを意識して、以下のように英語記載が併用しています。
At the foot of Mt. Adatara hight quality water and air have produced a traditional taste since 1719.
勝手に日本酒品定め
色は淡々黄色で、キレイな無色透明です。
味は
甘み 2,うまみ 3, 渋み 1,酸味 3、苦み 2、コクボディ 4 (5段階評価)
香りは、フルーティーさを含んだバラの香りです
日南市の生カツオと一緒にいただきました!