山本酒造店「生原酒 純米吟醸」秋田県山本郡八峰町
奥さんが高鍋町の江崎酒店に行って、ラベルが芸術的な純米酒を購入してくれました。秋田オリジナルの品種で「秋田酒こまち」100%で醸した生原酒です。秋田酒こまちは、1998年に誕生した酒造好適米で、最高品質を誇る「山田錦」(兵庫県)並みの醸造特性と、「美山錦」並みの栽培特性を併せ持つ、大粒で吟醸酒用の原料米として育成された品種です。 飲む前からとても楽しみです。
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山本酒造店
山本酒造店は1901年に創業した蔵元です。全国に先駆けて大吟醸酒を商品化した蔵で、吟醸の香りに定評のあるお酒を醸造しています。八峰町(以前の八森村)は日本海に面した漁村です。澄んだ空気の田舎町で、山の中腹に湧き出る天然水を仕込み水に使っています。
2010年から、醸造アルコールを使用しない純米酒のみを生産しています。吟醸酒は醸造アルコールを少しだけ使って吟醸の豊かな香りをお酒に残すことが多いのですが、山本酒造は妥協せずに、全量純米酒にこだわっています!
生原酒とは
生原酒とは、生酒で、かつ原酒です。
生酒:日本酒は通常は、貯蔵前と出荷前の2回火入れをしますが、この火入れを1回のみ、もしくはしていないのが生酒です(純米酒へのこだわり)。生酒は醸造されてからなるべく早い時期に”新鮮さ”を味わうことが推奨されています。今回の「生原酒 純米吟醸」は2021年3月製造でまさに出来立てのホヤホヤです!
原酒:日本酒は、貯蔵後に水を加えることで、アルコール度数が14度前後になるように調整して造られます。この加水工程を割水と呼び、原酒は割水でアルコール度数を調整する前の日本酒のことです。
勝手に日本酒品定め
さすが生酒です。ジューシーでフレッシュです。そして吟醸の香りに心踊ります!
色は、色沢良好で、淡々黄色
味は、
甘み 2 うまみ 4 渋み 2 酸味 3 苦み 2 コクボディ 4 (5段階評価)
香りは、さっぱりとしたリンゴ系の香りですが、少しレモンの酸味が加わったようなフルーティさも存在します
お供の料理:さっぱりとした和風の料理がマッチします。ジューシーな味と爽やかな香りは食事のときの主役を演じてくれます。