増田徳兵衛商店「月の桂」京都市伏見

スーパーのチラシに「月の桂」が大きく宣伝されていました。京都の純米酒ということで、それもアルコール販売の責任者のお勧めとの記載もあり、購入を決めました。京都の街並みを感じることができればなあ、と期待します。

株式会社増田徳兵衛商店

増田徳兵衛商店の創業は1675年で、350年の歴史を誇ります。京都であったもこれだけの歴史があれば、老舗と言ってよさそうです(?)。実際に、伏見の中では一番古い蔵の一つです。

江戸時代後期には京から西国へと向かう公家の中宿も務めるようになりました。「月の桂」の銘は、ご縁のあった公家、姉小路有長(あねのこうじありなが)が、石清水八幡宮の放生会にて「かげ清き月の嘉都良の川水を夜々汲みて世々に栄えむ」と詠んだ歌にちなんでいます。

明治以降、忘れられていた「どぶろく」を現代に復活させた最初の酒蔵でもあり、にごり酒に定評があります。

今回は、この蔵のお酒は初めていただくということもあり、通常の純米酒を味わいます。

ガラスを削ったラベル

外見は緑のビンで、ラベルが貼っておりません!

よく見ると、ビン自体にガラスを削ることによって文字が書いてあります!

なんとも風情があります。

精米歩合は60%の純米酒です!

勝手に日本酒品定め(冷)

色は、ほぼ無色で、ほぼ透明です。
味は、
甘み 2 うまみ 2 渋み 1 酸味 3 苦み 2 コクボディ 2 (5段階評価)。
柔らかい、さっぱりとした淡泊な味です
杉のような木系の香りです。ほんのりとしたバナナようなフルーツ系の香りも混じります。

お供は、点心を中心とした中華料理でいただきましたが、どんな料理にもマッチする純米酒と感じました!

勝手に日本酒品定め(ぬる燗)

そして、レンジで20秒、ぬる燗に挑戦です。

色は、無色透明で変化ありません。
味は、
甘み 2 うまみ 2 渋み 1 酸味 2 苦み 1 コクボディ 3 (5段階評価)
冷やと同じく木系の香りですが、かなりディープな香りになります。冷やの場合よりは、濃いめの味付けのつまみとマッチします。この純米酒は本マグロ(養殖)の脂多めの赤身といただきました。良い感じでした!

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