両関酒造「Rz55 純米吟醸 亀の尾」秋田県湯沢市
秋田県湯沢市は、秋田県の南部に位置する人口4万人の都市です。その名前の通り温泉地が各地に点在しています。そんな雪と温泉の街を想像しながら、亀の尾から醸造したお酒をいただきます。
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両関酒造
両関酒造は、1874年創業で、ワインや焼酎も醸造しています。
湯沢市は広大な平野が広がり良質なお米の大生産地です。水については、栗駒山系から脈々と流れ出る水が皆瀬川をせせらぎ、名水百選「力水」となり、これが両関の仕込み水となります。
両関酒造は、日本酒専門店向けの別格ブランドにRzシリーズを出荷しています。Rz55は、このシリーズで精米歩合55%であることを示します。
亀の尾
亀の尾は、純米酒を愛する人で知らない人はいないくらい有名な米となりました。明治時代に山形県の篤農家・阿部亀治により育成された日本のイネ品種で、酒造好適米の一つです。漫画「夏子の酒」で登場した「龍錦(たつにしき)」のモデルとなったお米です。
勝手に日本酒品定め(冷)
穏やかな米の香りがします。シロップのような、かすかなヒノキのような香りもします。
色は、色沢良好で、淡々黄色で、かすかな琥珀色です。
味は、
甘み 3 うまみ 4 渋み 3 酸味 3 苦み 3 コクボディ 4.5 (5段階評価)しっかりとしたコクがあります。吟醸酒ですが、精米歩合55%、つまり精白率を45%に留めたためにコクが深みを増します。
お供の料理:福岡からのお土産の 鯖 と一緒にいただきました。最高です!
勝手に日本酒品定め(ぬる燗)
そして、レンジで20秒、ぬる燗に挑戦です。
色は、同じく琥珀色
味は、
甘み 4 うまみ 4 渋み 3 酸味 2.5 苦み 3 コクボディ 5 (5段階評価)
穏やかな味に変身しました。酸味が減り、コクが増しました。この傾向はどのお酒も類似しています。
夏ということもありますが、このお酒は冷のほうが私は好きでした。